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つみたてNISAを始めた話【初心者が実際にやってみた手順と正直な感想】

hiro

はじめに(リード文)

「投資、始めた方がいいのはわかってる。でも怖くて踏み出せない」

自分もそうでした。

「元本割れするかもしれない」

「騙されそう」

「難しくてわからない」

でも実際に始めてみたら、思ってた100倍シンプルだったです。

始める前の自分に教えてあげたいのは、「投資で一番リスクが高いのは、始めないこと」という事実。

税金のかからないNISA口座で、毎月自動積立を設定するだけ。

複雑な分析も、毎日のチェックも不要。

むしろ「見ない方がいい」くらいの気持ちで続けるのが正解でした。

自分がNISAを始めたのは固定費削減で月17,000円が浮いてから。

「浮いたお金、どこに置いておくのが一番いいんやろ」と思って調べ始めたのがきっかけです。

今回は、完全初心者だった自分がつみたてNISAを始めるまでの流れと、

始めてみて実際どうだったかを正直に書きます。


そもそもNISA(新NISA)って何?

難しい言葉を使わずに説明します。

一言で言うと「投資の利益に税金がかからない制度」

通常、投資で利益が出ると約20%の税金が取られます。

1万円の利益が出ても、手元に残るのは8,000円。

NISA口座を使うと、その税金がゼロになります。

= 1万円の利益がまるっと手元に残る。

「それだけ?」 そうです、それだけ。

でもこの差は長期で見るとめちゃくちゃ大きい。

税金ゼロの差を数字で見ると

月30,000円を30年間積み立て(年利5%)した場合の試算

通常口座 NISA口座
積立元本 1,080万円 1,080万円
運用後の資産 約2,498万円 約2,498万円
税金(利益の約20%) 約284万円 0円
手元に残る金額 約2,214万円 約2,498万円

30年後の差は約284万円。

同じ積立をするなら、NISAを使わない理由がないです。


【比較表】旧NISA vs 新NISA:何が変わった?

2024年からNISAが大きくリニューアルされました。

項目 旧つみたてNISA 新NISA(2024年〜)
年間投資上限 40万円 360万円(つみたて120万+成長240万)
生涯投資上限 800万円 1,800万円
非課税期間 20年 無期限
対象年齢 20歳以上 18歳以上
口座の切り替え 不可 可(一部)

旧つみたてNISAより大幅に使いやすくなりました。

「まだ旧NISAを使っている」という方も、2024年以降は新NISAでの積立がメインになります。

旧NISA資産はそのまま保有でき、20年の非課税期間が終わるまで維持されます。


新NISAの2つの枠:初心者はどちらを使う?

新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2種類があります。

つみたて投資枠 成長投資枠
年間上限 120万円 240万円
投資対象 金融庁が認めたファンドのみ 株式・ETF・ファンドなど幅広く
投資方法 積立のみ 積立・一括どちらも可
向いてる人 初心者・長期積立 ある程度慣れてきた人

初心者は「つみたて投資枠だけ」で始めるのがおすすめ。

理由は2つ:

  1. 金融庁が厳選した(コストが低い・長期向きの)ファンドしか買えないので選択肢が絞られる
  2. 積立設定さえすれば後はほったらかしでOK

成長投資枠は「株も買いたい」「ETFも活用したい」と思えてきてから使えば十分。


なぜ「インデックス投資」がおすすめなのか

NISAで何を買うか、という話。

投資の商品は大きく分けて:

  • 個別株:特定の会社の株を買う
  • 投資信託:複数の株をまとめて買う
  • インデックスファンド:市場全体の動きに連動する投資信託

初心者に向いているのはインデックスファンドの積立です。

アクティブファンドとの比較

「プロが運用するアクティブファンドの方が儲かるんじゃないの?」という疑問があります。

実際のデータを見ると、長期(10〜20年)でインデックスを上回り続けるアクティブファンドは全体の20〜30%以下とされています。しかも、コスト(信託報酬)がインデックスより高い。

インデックス投資が強い理由:

  1. 分散投資:1つのファンドで数千銘柄に投資できる(一社が倒産しても影響が小さい)
  2. 低コスト:信託報酬が年0.1%前後(アクティブは年1〜2%が多い)
  3. ほったらかしOK:難しい銘柄分析が不要

【比較表】主要インデックスファンド5選

つみたて投資枠で買える代表的なファンドを比較します。

ファンド名 投資対象 信託報酬(年) 特徴
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 世界約3,000銘柄 約0.058% 全世界分散。最も分散が効いている
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 米国大型株500社 約0.094% 米国集中。近年パフォーマンスが高い
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 先進国約1,300銘柄 約0.094% 日本除く先進国。バランス型
楽天・オールカントリー株式インデックス 世界約3,000銘柄 約0.061% 楽天証券でポイント投資可
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド 米国大型株500社 約0.094% SBI証券でVポイント活用可

コスト(信託報酬)の差を30年で計算すると?

100万円を運用した場合、信託報酬0.1%と1.0%の差は30年後で約25万円以上になります。

「たった0.9%の差」が長期では大きな差を生む。だから低コストファンドが重要なんです。


全世界 vs S&P500:どっちを選ぶ?

一番よく聞かれる質問です。

全世界株式(オール・カントリー)のメリット・デメリット

メリット デメリット
世界中に分散(リスク分散効果が高い) 米国比率が約60%なので米国集中とそこまで変わらない
新興国の成長も取り込める 新興国のリスクも含む
「世界経済の成長」に乗れる 返信が少し遅れる場合がある

S&P500(米国株)のメリット・デメリット

メリット デメリット
過去20〜30年のパフォーマンスが非常に高い 米国一国への集中リスク
世界最強企業(Apple・Microsoft等)に投資できる 米国が長期低迷した場合のダメージが大きい
情報が豊富で安心感がある

結論:迷ったら「全世界株式(オール・カントリー)」でOK

「米国が今後も最強」と信じるならS&P500、「世界全体に分散したい」なら全世界。

どちらでも長期では大きな差はないというのが、多くの投資家の見解です。

自分はオール・カントリーを選びました。

「全世界の経済が成長すれば、少しずつ増える」という感覚がわかりやすかったからです。


【シミュレーション】積立金額別・30年後の資産

複利の力を数字で見てみます。

月3,000円の場合(始めやすい金額)

年数 積立元本 年利3% 年利5% 年利7%
10年 36万円 約42万円 約47万円 約52万円
20年 72万円 約98万円 約123万円 約154万円
30年 108万円 約175万円 約250万円 約363万円

月3,000円でも30年続ければ、元本108万円が250〜363万円に。

月10,000円の場合

年数 積立元本 年利3% 年利5% 年利7%
10年 120万円 約140万円 約155万円 約173万円
20年 240万円 約328万円 約411万円 約520万円
30年 360万円 約583万円 約832万円 約1,210万円

月30,000円の場合(新NISAをフル活用)

年数 積立元本 年利3% 年利5% 年利7%
10年 360万円 約419万円 約465万円 約518万円
20年 720万円 約984万円 約1,232万円 約1,560万円
30年 1,080万円 約1,749万円 約2,498万円 約3,630万円

重要:早く始めれば始めるほど有利

月10,000円を30歳から始めた場合と40歳から始めた場合の65歳時点での差(年利5%):

  • 30歳スタート:元本420万円 → 約1,460万円
  • 40歳スタート:元本300万円 → 約640万円

10年早く始めるだけで820万円の差が生まれます。


実際にやった手順(SBI証券の場合)

STEP1:証券口座を選ぶ

初心者におすすめなのは:

  • SBI証券(業界最大手、使いやすい)
  • 楽天証券(楽天ポイントが使える・貯まる)

自分はSBI証券を選びました。

楽天をあまり使わないので、業界最大手で安心感があるSBIにしました。

STEP2:口座開設

  1. SBI証券の公式サイトから「口座開設」をクリック
  2. メールアドレスを登録
  3. 本人確認書類(マイナンバーカードまたは運転免許証)をスマホで撮影・アップロード
  4. 審査完了の連絡を待つ(3〜7日程度)

詰まったポイント:本人確認書類のアップロードで、写真が暗すぎてエラーになった。

日中に明るい場所で撮り直したら一発でOKでした。

STEP3:NISA口座を開設

証券口座を作るときに「NISA口座も開設する」にチェックを入れるだけ。

自動で税務署への申請がされ、1〜2週間後に開設完了の通知が届きます。

注意点:NISA口座は1人1口座のみ。複数の証券会社で同時開設はできません。

STEP4:積立設定をする

口座が開いたら、あとは積立設定だけ。

  1. 「つみたて投資枠」を選択
  2. 銘柄を選ぶ(自分はeMAXIS Slim 全世界株式を選択)
  3. 毎月の積立金額を設定(最初は月5,000円からにした)
  4. 引き落とし口座・日程を設定

これだけです。あとは毎月自動で積み立てられます。


SBI証券 vs 楽天証券:どちらを選ぶか

比較項目 SBI証券 楽天証券
取扱ファンド数 約200本以上 約200本以上
ポイント連携 三井住友カード → Vポイント 楽天カード → 楽天ポイント
アプリの使いやすさ やや複雑だが機能豊富 シンプルで使いやすい
手数料 無料(積立) 無料(積立)
おすすめの人 楽天をあまり使わない人 楽天市場・楽天カードをよく使う人

正直、どちらでも積立NISAのパフォーマンスに大差はありません。

ポイントの使い方で選ぶのが一番わかりやすい。

三井住友カード(Vポイント)をよく使うならSBI証券、

楽天カード・楽天市場をよく使うなら楽天証券。


始めてみて正直どうか

最初の数ヶ月の心理状態

積立を始めて1ヶ月後、入金確認のために画面を開いてみると、マイナス3,000円になっていた。

「やっぱり損した…」と思いかけましたが、落ち着いて考えると当然のことで、

株価は毎日上下するものだし、1ヶ月ではほぼ何も言えない。

2ヶ月目にはプラス2,000円になっていた。3ヶ月目にまたマイナスになった。

この繰り返しを続けているうちに、「値動きが気にならなくなってきた」感覚が出てきました。

今の含み損益

含み益が出ています。

ただし、これは「今売ったら利益が出る」というだけの話で、

老後まで売らない前提なので、今の数字はあまり重要ではないと思っています。

大事なのは「積立を続けること」だけです。

長期で考えるマインドになった

一番の変化はメンタル面。

  • 値下がりしても「安く買えてる」と思えるようになった
  • 「今の市場が高い・低い」を気にしなくなった
  • 10年・20年後の話として捉えるようになった

「短期で儲けよう」ではなく「時間を味方につける」という感覚に切り替わりました。


初心者がやりがちな5つの失敗

① 相場が下がったら売ってしまう

積立投資で最もやってはいけないことです。

下がったときは「安く買えるチャンス」。積立を続けることで取得単価が下がります(ドルコスト平均法)。

② 銘柄を頻繁に変える

「もっといいファンドがあるかも」と思って頻繁に変えると、

手数料がかかったり、税金の計算が複雑になったりします。一度決めたら長期で継続が基本。

③ 毎日値動きをチェックする

毎日見ていると、どうしても短期の上下が気になってしまいます。

月1回確認するくらいがちょうどいい。

④ 生活費まで投資に回す

急な出費(医療費・冠婚葬祭など)のときに投資資産を売らなければならない状況は避けるべき。

生活費の3〜6ヶ月分は現金で持っておき、余剰資金で投資するのが基本です。

⑤ 利益が出たらすぐ売ってしまう

含み益が出ると「今売って確定させたい」という衝動が生まれますが、

長期積立の目的は10年・20年後の資産形成。途中で売ると複利の恩恵が受けられなくなります。


よくある質問

Q: 毎月いくらから始めればいい?

A: 月100円〜1,000円でも始められます。大事なのは「始めること」で、金額は後から増やせます。まず少額で慣れて、固定費削減などで余剰が増えてきたタイミングで増額するのがおすすめです。

Q: 損したらどうするの?

A: 長期積立投資は損しにくい仕組みですが、元本保証はありません。ただし、世界全体の株式インデックスが「20年間ずっとマイナス」になったケースは歴史上ありません。長期で見れば回復する可能性が高いため、焦らず持ち続けることが重要です。

Q: いつ売ればいい?

A: 基本的には「必要なとき」に売るものです。老後資金として使うなら60〜65歳頃。ただし一気に売るのではなく、数年かけて少しずつ取り崩すのが一般的です。生活費が急に必要になったときのために、現金は別で確保しておきましょう。

Q: 銘柄を選ぶのが難しい

A: 迷ったら「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」一択でOK。世界中の株に分散投資できる優秀なファンドで、「これだけ持っておけば十分」と多くの投資家が評価しています。

Q: 途中でお金が必要になったら?

A: NISA口座の投資信託はいつでも売却できます。ただし売却すると非課税枠は復活しません(翌年から再利用可能)。緊急時のために生活費3〜6ヶ月分は現金で持っておくことが前提です。

Q: つみたてNISAとiDeCoはどちらを先にやるべき?

A: 原則としてNISAを先にやるのがおすすめ。iDeCoは60歳まで引き出せないため、自由度が低い。まずNISAで積立に慣れて、余裕資金が増えてきたらiDeCoも活用するという順番が一般的です。


iDeCoとの違い・使い分け

最後に、よく比較されるiDeCoとの違いを整理します。

比較項目 NISA iDeCo
税制優遇 運用益が非課税 掛金が所得控除+運用益非課税
引き出し いつでも可能 60歳まで不可
年間上限 360万円(新NISA) 14.4〜81.6万円(職業による)
向いてる人 全員 老後資金に特化したい人・節税効果が大きい人

iDeCoの最大の強みは「所得控除」

掛け金分が課税所得から引かれるため、収入が多い人ほど節税効果が大きい。

ただし60歳まで引き出せない点は大きなデメリット

急にお金が必要になっても使えない。

だからまずNISAで積立習慣を作り、余裕が出てきたらiDeCoも検討、というのが自分のスタンスです。


まとめ

つみたてNISAを始めるのに必要なことはこれだけ:

  1. 証券口座を開く(SBI証券 or 楽天証券)
  2. NISA口座を開設(自動でやってくれる)
  3. 銘柄を選んで積立設定(全世界 or S&P500のインデックスファンド)
  4. あとはほったらかし

完璧なタイミングを待つより、今日始めることの方が100倍大事

「もう少し調べてから…」と思って1年が過ぎてしまうのが一番もったいないです。

口座開設だけでも今日やってみてください。


免責事項

本記事は管理人個人の体験・見解に基づくものです。

投資は元本保証がなく、損失が生じる可能性があります。

投資判断はご自身の責任で行い、不安な場合はFP等の専門家にご相談ください。

本記事は特定の金融商品・サービスへの投資を推奨するものではありません。


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